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暑い日は山で涼んでエアコン代節約!水辺を楽しむ六甲山布引・市ケ原ハイキング

水辺を楽しむ六甲山布引・市ケ原ハイキング

神戸の夏は暑いですよね。エアコンの効いた部屋で過ごすのは至福ですが、電気代が気になりませんか?夏の暑さから逃れたい神戸の方に、お金をかけずに一日中涼しく過ごせる六甲山 布引・市ケ原の涼みスポットを紹介します。

天然のクーラー!六甲山 布引・市ケ原の水辺スポット

六甲山の布引・市ケ原には、滝や川などの涼しい水辺スポットがたくさんあります。

最もお手軽に行けるのは、「日本の滝100選」にも選ばれた布引の滝です。新神戸駅からは約0.2km、歩いて20分程度。市街地から近いにも関わらず、緑に囲まれた見ごたえのある滝です。雄滝と雌滝がありますが、雄滝は高さ43mの大迫力を楽しめます。

また、雌滝は小ぶりですが風情があります。滝に近づくと、ひんやりした細かな水しぶきが身体に当たり、とても涼しく感じられます。

雄滝にも雌滝にも、滝の前にベンチがあるので、座って滝を眺めることができます。雄滝の傍にあるお茶屋さん「雄滝茶屋」で、飲食をしながらのんびり滝を眺めるのも良いですね。

布引の滝から更に0.5kmほど登ると、次の水辺スポット、布引貯水池があります。布引貯水池は「ダム湖100選」にも選ばれており、広々とした水面に日光が反射する様子がとてもきれいです。貯水池の周りを少し歩くと、木陰にベンチが置いてあります。涼しい木陰で、湖面や野鳥を眺めながら、リラックスして過ごすことができます。

余裕のある方は、更に2kmほど登ったところにある河原、市ケ原にもぜひ行ってみましょう。大きな石に座り、川のせせらぎを聞きながら過ごす時間は、まさに至福のひとときです。涼しい河原で、冷たく澄んだ水に素足をつけると、なんともいえない心地よさが感じられます。

これらの水辺をまわるコースは、川沿いを歩くことになるため、道中も川の音やひんやりした空気を感じることができます。暑い日こそ、自然の涼しさを楽しみたいですね。

香り良いハーブの中で涼もう!徒歩で入れば無料!?布引ハーブ園

六甲山 布引に来たからには、ハーブがそよぐ庭園、布引ハーブ園にもぜひ足を運んでみましょう。園内には涼しく過ごせる場所がいくつかあります。

ロープウェイに乗らずに徒歩で行くと、無料で入園できます。道標に従い、布引貯水池から30分ほど登ると、風の丘中間駅付近の門に到着。

園内ではまず、滝のパティオで涼むことができます。風の丘中間駅からしばらく坂を登ると、滝を模したエリアへ。木陰に設置された煉瓦の壁に水が流れており、おしゃれな椅子に座って眺められます。水の傍なので涼しく感じられますよ。

次の涼みスポットは、木陰のハンモックです。ハンモックが設置してある場所は2か所ありますが、より高い位置にあるグラスハウス付近のハンモックが、木陰が多く涼しいのでおすすめです。ハーブの良い香りの中、ハンモックに揺られながら、お昼寝や読書を楽しむことができます。

ハンモックから更に少し奥に行くと、冷房の効いたグラスハウスがあります。

この建物には、トロピカルな植物が集まる温室、ハーブやスパイスの展示、レストランが入っています。温室で甘い香りの中植物を眺めたり、アンティークな展示に囲まれておしゃれな雰囲気に浸ったりと、素敵な時間を過ごせます。

レストランは少し高級志向ですが、ハーブを使用した美味しい料理が楽しめます。お弁当を持参して外の広場などで食事をすると、ランチの費用を抑えて気持ちの良いピクニックができますね。

山登りのご褒美に、香り高いハーブや花々が咲き誇る布引ハーブ園で涼むのも良いでしょう。

楽しく安全なハイキングのために、準備物・注意すること

今回ご紹介した布引・市ケ原のハイキングコースは、新神戸駅を出発点とし、短時間で気軽に楽しめるコースです。道もよく整備されており、道標やマップも短い間隔で設置されているため、初めての方でも苦労は少ないでしょう。

しかし、山なので安全に注意するに越したことはありません。次のことに気をつけましょう。

1.服装

・吸水速乾性の良い、化学繊維の服

山を登っている間は汗をかきます。汗で体が冷えると低体温症などのリスクがあります。汗を吸って乾きにくい綿ではなく、汗を吸ってすぐに乾くポリエステルなどの化学繊維の服を選びましょう。

・歩きやすいスニーカーや登山靴

良く整備されたコースですが、勾配が急な箇所や足場が悪い箇所も多くあります。事故やけがを防ぐために、履きなれたスニーカーや登山靴を履いて行きましょう。

・帽子

帽子は日射病や日焼けを防いだり、雨を防いだりしてくれる便利アイテムです。撥水性や速乾性があるものが良いですね。

2.準備するもの

・飲み物、食べ物

脱水症状を防ぐため、飲み物は十分な量を持っていく必要があります。また、雄滝や市ケ原周辺、ハーブ園にお茶屋さんやレストランはありますが、ランチを自分で用意すると好きなところで食事ができ、費用も抑えることができます。

・熊鈴

紹介したエリアでは熊の目撃情報は少ないようですが、イノシシが出ます。こちらの存在を知らせ、野生動物の方から避けてもらうために、熊鈴をつけていきましょう。神戸では、好日山荘など登山グッズのお店で、2000円程度で買うことができます。

3.時間帯

涼しい朝のうちに新神戸駅を出発し、気温の高いお昼付近は涼みスポットで過ごすのが理想的ですね。また、夕方から夜は山にいると危ないため、日没の時間を調べ、余裕をもって下山するようにしましょう。家族や知人に帰る時間とコースを報告しておくと安心です。

4.気候

雨の日は、滝や川が増水したり、土砂崩れが起こったりなどの危険が考えられるため、避けるのが無難でしょう。また、晴れていても、前日に大雨が降った場合は川などが増水している可能性があるため注意が必要です。

山ではこれらのことに気を付けて、安全に涼しい一日を過ごしましょう。

まとめ

夏の暑い日は、ぜひ六甲山 布引・市ケ原の散策に出かけ、コストを抑えて避暑を楽しみましょう!

この記事を書いたのは

ペンネーム:香野ちひろ

プロフィール:女性 会社員(理系研究職)
自然の中でゆったりするのが大好き。カナダ留学経験者です。