夫婦共働きで、平日は毎日バタバタ。
それでも「できるだけ自炊したい」と思っている方にぴったりなのが、今回ご紹介する“自家製ミールキット”です。
「あとは炒めるだけ」で、忙しい夜もらくらく調理が叶いますよ!
知らなきゃ損!“ミールキット”ってこんなに便利
ミールキットとは、料理に必要な食材と調味料、それにレシピがセットになった「時短調理セット」のことです。
発祥は北欧のスウェーデン(2010年頃)と言われていて、日本ではコロナ禍において普及が加速し、スーパーやネット通販でも気軽に購入できるようになりました。
すでに野菜がカットされ、肉や魚に下味がついているため包丁を使用したり計量することがほとんど不要です。

10〜15分程度で調理できるものが多く、さらに冷凍保存されたものであれば日持ちもするので非常に便利です。
反面、自分で材料を買って作るより割高になりやすく、また個別包装によりゴミが多く出てしまうという問題も指摘されています。
その問題を解消すべく、オリジナルのミールキットを作成することを是非おすすめしたいと思います!
それでは早速おすすめのレシピをご紹介します。
今回ご紹介するのは、『鶏ももとブロッコリーのガーリックバター炒め』です。
最大のポイントは冷凍保存ができ、肉も野菜も1つの袋で仕込めるところです。
●材料(2名分)
•鶏もも肉 … 250g
•ブロッコリー … 150g
•パプリカ(赤・黄どちらでも)… 1/2個
※下味用
•塩 … 小さじ1/4
•こしょう … 少々
•おろしにんにく … 小さじ1
•醤油 … 小さじ1
•バター … 10g
●仕込み方法
1.鶏もも肉をひと口大に切り、ポリ袋またはジップ袋に入れる。
2.そこに下味用の調味料(塩・こしょう・おろしにんにく・醤油・バター)を加えて、袋の上からよく揉み込む。
3.ブロッコリーは軽く下ゆで(1分ほど)して冷水にとり、水気をよく切ってから小房に分ける。
4.パプリカは細切りにする。
•鶏肉の袋にブロッコリーとパプリカも一緒に入れて、なるべく平らにならして冷凍する。
→空気をしっかり抜いて平らに冷凍することで均一に凍って保存性がUP。
・バターは少し溶けた状態で入れると揉み込みやすく、全体に味が行き渡ってムラができない。
えっ!こんなに簡単なの?仕事帰りで疲れていてもこれなら作れる♪
•前日の夜に冷蔵庫に移して自然解凍するのがベスト。
•急ぎの場合は袋ごと流水で解凍し、袋内に水が入らないように注意する。
•電子レンジでの解凍はNG
→野菜が水っぽくなることで味がぼやけてしまい、鶏肉が硬くなり食感も悪くなってしまう。
●調理手順
1.フライパンを中火で熱し、袋の中身を全部入れる。(油は不要、バターと鶏の脂で十分)
2.鶏肉を広げて両面に軽く焼き色をつける(2〜3分)
3.ふたをして弱火で3〜4分蒸し焼きにする。
4.全体を炒め合わせ、鶏肉に火が通ったら完成!
仕込みの時点で味は決まっているので、あとは炒めるだけでOKです。
仕上げに追いバター(5gくらい)を落とすとさらにコクがUPしてより美味しく召し上がれますよ。
休日に3〜4セット仕込んでおけば、平日の夜もあっという間に一品完成。
「疲れてるから、外食でいいか…」という日も減るはずです。
慣れてきたら味変ストックにもチャレンジ!
翌日のお弁当のおかずを作る際にもミールキットは役立ちます。
前日の夜ご飯の残りが入っていて「また同じものかー」と内心思ったり、言われた経験はありませんか?
そんな時は、下味の味付けを変えるだけで同じ具材を使っていても、簡単に違う料理に化けさせることができます。
先ほどのガーリックバター炒めの味変レシピを3つご紹介しますので、ぜひためしてみてください。
事前にお弁当用に小分け冷凍しておくのもおすすめですよ!
1.和風醤油バター
下味→醤油:大さじ1
みりん:大さじ1/2
酒:大さじ1/2
バター:10g
塩こしょう:少々
※ポイント→みりん入りで甘辛い和風仕立て。仕上げに白ごまをふっても◎
2.カレー風味
下味→カレー粉:小さじ2
ヨーグルト:大さじ2
塩:小さじ1/4
にんにく:少々
※ポイント→ヨーグルトで漬け込むと鶏肉が柔らかくなる!お子様でも食べやすいスパイス感。
3.レモンペッパー
下味→レモン汁:大さじ1
オリーブオイル:大さじ1
塩:小さじ1/4
黒こしょう:たっぷり
にんにく:少々
※ポイント→さっぱり爽やか!仕上げにレモンの皮をすりおろすとプロっぽい味に。
まとめ
ミールキットが冷凍庫にあれば、平日の仕事終わりでも夜ご飯を作ってみようと思いませんか?

休日に少しまとめて作っておくだけで、あとで楽な思いができるだけでなく、他の家事もできる時間が作れるので一石二鳥ですね!
ぜひあなたもオリジナルのミールキットを作成して、未来の頑張っている自分へご褒美をあげてみてはいかがでしょうか。