ポモドーロテクニックで、効率良く時間管理を!
やる事が増えてくると、どれを優先してやれば良いのかで迷ってしまったり、仕事中に集中力が切れてしまったり…などと困り果ててしまう事ってありませんか?
そんな時にスッキリと時間管理ができるようになるのが、「ポモドーロ・テクニック」です。
この記事では、 簡単に時間管理ができる「ポモドーロ・テクニック」についてご紹介します。
ポモドーロ・テクニックってなに?
みなさんは、「ポモドーロ」という言葉をご存知でしょうか?
これは、イタリア語で「トマト」を意味し、今回ご紹介するポモドーロ・テクニックの名前の由来にも絡んできます。
このテクニックが発案されたのは、1990年代始め。
発案者である、イタリア人起業家であり作家でもあるフランチェスコ・シリロ氏が学生時代に愛用していたキッチンタイマーが、トマトの形をしていたことから来ているのだそうです。
そんなユニークな名前の時間管理術ですが、実はとってもシンプルかつ誰にでも出来るテクニックでなんですよ。
用意するのはタイマーだけ。
スマホのアプリなどにもタイマーがありますよね?それを利用するだけでいいんです。
最近では、在宅ワークをする人も増えてきて、ある程度自由に時間を区切ることができるようになってきました。
ですが、時間があるからといって「とにかく集中!」と、一気に全てを進めようとするには無理があると思います。
なぜなら、人間の集中力は個人差がありますが、持続できるのはだいたい20〜30分程度といわれているからです。
家事や勉強でも、似たようなもので一気にやってしまおうとしても、やっぱり途中で集中力が切れてしまいだんだんと疲れてくるはず。
じゃあ、どうすれば?と考え込んでしまいますよね?
今回ご紹介するポモドーロ・テクニックは、そんな集中力の維持と時間管理をまとめてやってしまおうというテクニックなんです。
とても簡単、ポモドーロ・テクニックの手順
時間管理テクニックなんて言うと、ちょっと身構えてしまいますが、そんなに難しく考える必要はありません。
実は、いたってシンプルなものなんです。
深く考えず、まずはとにかく一度実行してみてください。
きっと、続けていくうちに「おお、これは」と、その効果に感心してしまえるのではないでしょうか。
では、ポモドーロ・テクニックの方法について説明しましょう。
まず学校の授業を思い出してみてください。
だいたい45分〜90分の授業があり、授業と授業の間には休憩時間が10〜15分ありましたよね?
それと似たようなものだと考えてください。
決められた時間を休憩を挟んで繰り返す。それがこのテクニックです。
ポモドーロ・テクニックの手順
1. 作業を25分間する
2. 5分休憩する
これを1ポモドーロと呼び、4ポモドーロごとに今度は30分の休憩を取ります。
これを繰り返します。
ポモドーロって長いですから、そうですね…日本人らしく1トマト、なんて呼んだりすると愛着がわきそうです。
ところで、この「繰り返す」というテクニックですが、とても大切なことがあります。
それは「作業の時間内に一括りの作業をうまく収められるようにする」こと。
でも、難しく考えなくても大丈夫。
例えば
「この書類を読み、何を書いているのかをしっかり理解する」
「このデータの入力をここからここまでこなす」
こんな感じでOKです。
また、時間も人によって集中できる長さには差がありますので、だいたい25分としてありますが、30分位にしても問題はないと思います。
集中力というのはあまり長時間継続出来ないようなので、取る時間もだいたいこの程度にし、その限られた時間内に「集中して」こなせる範囲を、自分なりに考えてみましょう。
ポモドーロ・テクニックで効果を上げよう
ポモドーロ・テクニックは誰にでも簡単にできる時間管理術ですが、さらに効果を上げるためには大切なことがあります。
それは、
1.時間はきっちりと守る
特に日本人は、「もうちょっと頑張ろう」と無理しがち。
でも、このテクニックでは「時間厳守」が大前提なんです。
タイマーが時間を知らせたら、そこで作業はスパッと止めてしまいましょう。
2.休むときは休む
休憩時間に、スマホやPCでメールチェックしたりSNSを眺めたりするのは厳禁です。
軽くストレッチをしてみたり飲み物を飲んだりして、疲れた体を休めましょう。
とりわけ4ポモドーロ目にくる長めの休憩時間は大切です。ゆっくりと過ごしてくださいね。
3.ひとつの作業時間内に複数の作業をしない
これは集中力を維持するためにも大切なことなので、注意しましょう。
複数のことを同時進行させると、それぞれに集中力が分散してしまい時間内に終わられることが難しくなります。
「あっ」と何か思い出したりした時は、パパッとメモを取り他の作業時間に持ち越しましょう。
4.まず「何をするのか」のリストを作ってみる
必ずという訳ではありませんが、○○が済んだら次は××をする、といったタスクリストを作っておくと、「次は何をしようか」と迷うことがなくなります。
また、そうすることで自分の作業を上手く管理できるようになっていくという利点もあります。
5.ポモドーロを疲れるまで繰り返さない
このテクニックは、だいたい1日に8ポモドーロが適当だといわれています。
ですが、これに従ってきっちり真似る必要はありません。
人によって集中力の持続時間も違いますし、いくら途中に休憩時間を挟むとはいえ、やはり少しずつ疲労は溜まってしまうものです。
ですので、実行しながら1日に何ポモドーロこなすのが自分に最適かを知っておくと良いと思います。
まとめ
ここまで時間管理術としてのポモドーロ・テクニックを説明してきましたが、これは勉強・家事などにも充分活用可能なんです。
また、このテクニックをこなしていけば、複数の「やること」を上手く管理できるようになれると思います。
ユニークかつシンプルなポモドーロ・テクニック。ぜひ一度お試しあれ!
ペンネーム:たっしー
プロフィール:
珈琲が手放せない多趣味人間。
イラストなんかも描いてます。
ひよっこフリーランサーですが、よろしくお願いします!
日常ブログです→http://silver-matrix.jp/cafe/